佐々木漣 ブログ 漣の残響

闇の中に詩を投げろ

真実

ヒステリー種族

 

融通の利かない試薬を何錠も掛け合わせ堆く硬質な壁を築いているこの大きな肯定は余剰人員を抱えることを排他的にしながら長らく生きたという理由で濛々たる絶縁体を脊髄に打ち込み深くはあり得なくなる感情を浮遊させながらその非理性を出来るだけ有効的に苦しまずに傷つかずに否認をせずに支離滅裂になる口語体を吹き出しのように音声にもならないまま虚無主義と失神しようとしている首長へ黒タイツを被せ歩行可能な外付け小型大規模収斂記憶装置になり見えない磁力で廻される度に己が成長の速度と捉えたがるかつての犬公方取りで下着の下までもめかしこんでいる未だけがらわしい真皮を電通する我が身の広告を嘔吐することがどれだけの快楽かを知る必要もないまま育てられているこの倉庫からあの倉庫へと滑る車輪は骨だらけの公道を砕き大事故の夜を何那由他回と再生させながら巨大動力源の変動率を上昇させることに成功している航跡がどれだけ不確かな自傷行為であるか分かれないままほとんど惑星のような隕石に引導を渡された静物を掘り起こして優勢思想を上書き保存させる理屈さえも餌食にし合意できないヒステリー同士の条約に群がる蠅を好しとすることも興味のない者同士による平和として存じ上げず正しさほど「詩」に招かれる客人となるより明確な特別さもなくあらゆる覇権主義の質問権はもう金箔一枚の価値もないのだからどの惑星へ今更移住しようというのか? お前の想像は。「フロンティア」という単語は辞書から赤いメスで綺麗に取り除かれている。

 

 

 

神(刑)学

 

禁止されない愛欲憎悪とは「異端者のフォーク」では赦されない貴族女の乱痴気謝肉祭で催される焚火の陰った生温かさが伝わる同志として異世界転生の夜に漂いながら白く紫ろく豊か嫋やか艶やかなる薫りが花の一輪から溢れる未知なる完全培養を抱きたいのだと言葉ではないものを諸手で裂いて一緒に解け溶けゆくあの海溝の雪にしてしまいたい同志は夏にどれだけでもサイコな時間をぎりぎり秋穂を拾う遺言すべき空間へと遷都する術があまりにも在りすぎて硬く大きく奥深くまで射精されていたい萎れ丸みを帯びた鯨の目が見たヴェルヴェットの生命は死にあらゆる平均律で近い描写として天国への五線譜をへ音記号からト音記へ上下動しながらその趨勢により書き換えられる「数世紀の本」の存在を独りで認め見初めた二乗を繰り返し多大な飛躍を昇華していく誤謬ほど物体性の保持は不可能でいくつもの多角的即効性によって赦免されてはならない内部に神経することで余すところなく実現させてしまった私は魔女ですね。おやおや。嗤いながらとても退屈な学問を腹に据え付け下している。「アビウコ(われ撤回する)」。

 

 

 

真実

 

誠から叫びを捨て切り捨て決定できる短い胸への距離の取り方を帯びずにお前は血肉の飢えを友としてきたのか? それは誰の腰にも帯刀している魂であったものはもはや無味乾燥したものしか切らないのか? 自在さの横たえることのない身代金の洗脳中でもって毀損させる民による活動を生活の一部へと代入する野性味を現実味へ味覚させていくその調理のごとき話法はひとつの叩き売る商法を手法として効率化させなおも対話型人工知能の実装により身勝手に学び取り渦となるもう家を持たない資金調達の行間速度によりいつだって裏を取らず「ウラ」の概念を消失し陸も海も空も脳も仮想現実世界も1次元から11次元まで発想可能の求め得る限りの空き地を無骨なまでに即物的な宣戦布告をしながら買い上げアインシュタインさえ学べない生徒たちの起こす大量生産の自己肯定感が戦後の高層ビル群・タワーマンション主義を堕落なまでの幻想として引きずりおろす一大契機は鬨の声を上げ何億ものスケープゴートを電線の糸から吊るし厳しき太陽で幾度も干すことによって銀狼の毛並みとして男も女も肉も草もが春秋混合する「夜のソドムとゴモラ囲い」は歴史上の偉大な構内図の入り口への定期券として必要な不死を辿る者に彷彿させていく赤毛を逆撫で神を持つ猿となる推察申し上げますの手で手で手でどんな矢を用いても天変なる火炎の手前で敢え無く燃え尽きてしまうあらゆる十人の芸術家の外在化した罪こそをもたらすへりくだる壁をまるで一個体の倫理のように手厚く崇めながら「弦(つる)」が掃き溜めで白い鶴を真実にするしかもう可能性はないこの振動を感じるかロトよ。