白衣を着た避けがたい葬列に
四季折々の夢が揺蕩う
別れ際には歌が贈られ
彼岸花の赤がどのような連れ合いでさえ
不条理へと変えてしまう
冷えた肉体はあたたかい肉体を排泄し
乾燥した眼窩には涙が潤っている
看取りの準備の前に
あなたの明晰な頭脳は死を理解した
想い出は堰提として
脳内に歪みを起こし
螺旋を落ちるように虚無を生み
孤立に苛まれていった
あれほど身だしなみを気にしていたあなたは
一足早くこの世を去った
死相に食事を与えながら
私は怯えていた
あなたの死ではなく
私が一人で生きていくことに
焼きに出される寸前の肉体を盗み出し
その穢れのなさに見つけ出す
他言出来ない孤独に隠した不死の秘宝
愛ではない、高次元なものを求めていた
現代の宗教にのめり込み
与った土地を次々と失った
恐慌などではない
もっと多面的な顔を持つ生物が
喉に寄生し
虚言の信仰を促し
何度でも晴天を仄暗い夜へ変えてしまう
死は生の類義語として
贖いとなり売買される
木乃伊となったあなたに
活性剤を注射する
それは猛毒として
新たな目覚めを発育させる
昼となく夜となく私は屹立したものを
痛みを持って受け入れる
父なるものを身籠るため
それはとても必要なことなのだ
このささくれだった荒地にとっては
父なる子を産みながら霊体をその腹に収める
やがて彼は各地で十字架を掲げ
国難の下で殉じるだろう
私はそれでも幼子に吹き込む
復活の意味とその定義を
無垢なままの胎盤を捧げ物として